皆さま、初めまして。アルメール在宅リハビリマッサージの管理者 井上直樹です。

私は、リハビリの専門資格である理学療法士として、これまで15年以上医療福祉業界で働いてきました。その中で、在宅患者さまに対して訪問リハビリテーションを提供してきた背景がございますが、訪問リハビリ(訪問看護含む)と訪問マッサージの縦割りになっている関係性に非常に違和感を感じてきました。

また、医療側(医師・看護師・理学療法士・作業療法士など)・介護側(ケアマネージャー・介護職員など)と訪問マッサージ事業者との連携は非常に希薄であることにも疑問を感じてきました。

本質的なことを考えれば、同じご利用者さまを担当しているわけですから、関わる全ての方々が情報を共有するべきであり、連携するべきです。そして、大変恐縮ですが、訪問マッサージ事業者の方々から直接情報提供を求められることも殆どなく、情報提供も乏しいというのが現状です。

これでは、お互いに良いサービスを提供していたとしても同じ目標に向かっているのかも分からないということになります。

世の中にある訪問マッサージは、「リハビリを提供している」と謳っていてもリハビリテーションの本質を理解していることは殆どありません。リハビリテーションは、歩く練習をする・筋力トレーニングをすることを言うのではありません。これはあくまでも運動療法のごく一部にしか過ぎないのです。

リハビリテーションは「再び適応する」という意味があり、病態の理解(リスク管理含む)・障害の理解・心身機能の評価・家屋評価・福祉用具評価・家族環境、これらの要素を全て踏まえた上で、サービス提供(理学療法士であれば理学療法を、作業療法士であれば作業療法を)されるべきなのです。

一方で、理学療法士や作業療法士もただマッサージやストレッチを提供しているケースというのも散見されます。マッサージ技術でいえば、それを専門にしているあん摩マッサージ指圧師さんの方が上手なはずです。つまり、何が言いたいのかというと、お互いに得意分野を棲み分けして協業していけばより良いサービス提供につながるということです。

アルメール在宅リハビリマッサージを創業した背景はここにあります。

理学療法士や作業療法士がなんとなくマッサージなどをするのではなく、あん摩マッサージ指圧師がなんとなくリハビリをするのではなく、お互いに協業する仕組みづくりが必要である。そうずっと考えてきました。

また、別事業にはなりますが、これまで障害者施設や介護施設、他の訪問マッサージ事業者のリハビリの後方支援を行なってきた背景があるのですが、柔道整復師や鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の皆さんと一緒に仕事をする中で、より一層この気持ちが強くなりました。

理学療法士がオーナーとなって訪問マッサージ事業をやっているところは、全国的に探しても少数です(一部は存在します)。

私は理学療法士ですので、理学療法士の得意分野である領域とこれまでの訪問リハビリの経験を当院に所属していただいているあん摩マッサージ指圧師さんに全てノウハウを提供し、質の高いリハビリとマッサージをご利用者さまに提供して参ります。必要に応じて、私自身もご利用者さまのご自宅にお伺いし、あん摩マッサージ指圧師さんと一緒に課題解決のサポートをして参ります。

全てはご利用者さまの「再び光り輝く生活」をサポートするために、全力を尽くしたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

理学療法士 井上直樹







アルメール在宅リハビリマッサージ

管理者・理学療法士 井上直樹