保険外(自費)の訪問リハビリとは、保険適用外で個人が費用を全額負担する形で提供されるリハビリテーションサービスです。このサービスは、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)が利用者の自宅に訪問し、リハビリを行うものです。通常の医療保険や介護保険ではカバーされない場合や、保険適用の範囲を超えたリハビリを希望する場合に利用されます。

特徴としては以下の点が挙げられます。

  1. 個別ニーズに対応:利用者の体調や生活スタイルに合わせた、より柔軟で個別的なプログラムが提供されることが多いです。
  2. 保険の制約がない:訪問頻度やリハビリ内容に関して、保険制度の制限を受けないため、利用者が希望する頻度や内容に応じたリハビリが可能です。
  3. 専門性の高いサービス:専門的な知識やスキルを持つ理学療法士や作業療法士が、利用者に特化したリハビリを提供します。

保険外(自費)リハビリは特に、保険適用範囲外のサービスや、より高度なリハビリを希望する人、または保険診療の時間制限などに不満を感じている人や介護保険の利用枠が超えてしまっている方に選ばれることが多いです。

アルメール在宅リハビリマッサージでは、主に医療保険を活用した訪問マッサージ事業を展開しておりますが、ご利用者さまの希望も多数あり、2024年10月1日より、理学療法士・作業療法士による保険外(自費)訪問リハビリを実施する運びとなりました。

保険外(自費)訪問リハビリが対象となる方

アルメール在宅リハビリマッサージでは、脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)後遺症の方、パーキンソン病の方限定でサービス提供致します。

 

脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)が対象の理由

脳卒中の後遺症は、手足の麻痺や感覚障害による運動機能障害が起こります。軽度から重度まで個々によって障害の程度は変わります。多くは病院でリハビリを兼ねた入院をして、6ヶ月を限度に退院となります。

ここで問題なのは、入院中は毎日3時間程度リハビリを行える環境が整っていますが、退院して一歩外を出ると、毎日行える環境が整っていないのが現状です。

多くは、介護保険申請を行い、介護保険の枠を活用して訪問リハビリを行うことや通所リハビリ(デイケア)に通うというのがスタンダードでありますが、例えば「要支援1」と認定された場合、利用できる枠がかなり限定されます。つまり、利用したくても保険内で利用できるのはごく一部となってしまいます。

その代案で訪問マッサージなどが利用されますが(弊社も同様)、訪問マッサージは1回あたり、基本25-30分程度の介入となります。つまり、絶対量が少ないのです。また、対応するのは理学療法士や作業療法士ではなくあん摩マッサージ指圧師となるため、病院で行ってきたようなリハビリ内容とは全く異なるものとなります。

脳卒中リハビリにおいて、6ヶ月がプラトー期(リハビリの初期段階で急速な回復が見られ、その後、回復のペースが緩やかになる時期)になると言われていますが、あくまでもこれは一般的な傾向であり、個人差がかなり大きいのです。多くの研究や臨床経験から、6か月以降でも回復が十分に見込めることが確認されています。そのためには、リハビリの頻度を増やして集中的にリハビリを行うことが推奨されています。

脳卒中を対象にしている理由がここにあります。


パーキンソン病が対象の理由

パーキンソン病のリハビリは、その多くはある程度症状が進行してから依頼されることがほとんどです。パーキンソン病には、ヤールの重症度分類というものがあり、早くてもヤール重症度分類Ⅱ〜Ⅲになるあたりで依頼されることが多いのが現状です。

しかしながら、パーキンソン病というのは進行性疾患であるが故に、できる限り早くから予防を兼ねてリハビリを行うことが望ましいのです。

筋肉が硬くなっていくことや、それに伴い姿勢が崩れること、姿勢反射障害が起こりますのでバランス障害が起こってくるなど事前に想定されることはいくつもあります。

その状態になりにくくするために、身体機能面においての早期予防をしていくことや、自宅での生活においてどのように環境調整をしておけばいいのか、福祉用具等はどのようなものを準備しておくべきなのか、そのような事前準備をしておくこともとても重要です。

診断されたばかりで、ヤールの重症度分類が低い方などの場合は介護認定が低く出ることもしばしばあり、前述した通り要支援1や要支援2などの認定が出てしまうと介護保険の利用枠が限定的となってしまいます。また、症状が少なければ入院してリハビリを受けることも非常に難しいのが現状です。

パーキンソン病におけるリハビリテーションは、早期からの予防・今後起こり得ることに対しての準備。これがとても重要だと考えています。

パーキンソン病を対象にしている理由がここにあります。


弊社の保険外(自費)訪問リハビリ担当者は訪問経験者しか採用していません

病院でのリハビリ・老人保健施設やデイケア施設でのリハビリと訪問リハビリは全く異なるサービスです。

疾患に対するリハビリはもちろんですが、訪問リハビリでは、環境調整や福祉用具の選定、ケアマネージャーや訪問看護の看護師、主治医等々関係機関との連携がとても重要です。この経験は訪問リハビリでしか培うことはできません。

弊社では、理学療法士・作業療法士は、全員が病院・訪問の両方の経験をもつセラピストしか採用しておりません。これまで培ってきた経験を活かして、ご利用者さまのサポートを全力で行わせていただきます。

 

弊社では10年以上の経験がある中堅からベテランしか採用していません

弊社では、脳卒中・パーキンソン病リハビリの経験が豊富で、10年以上の経験があるセラピストしか採用していません。

とても残念なことではありますが、現在、病院では若いセラピストが多く在籍し、実際に退院後に訪問の場面で不満を聞くことがとても増えてきたように思います。経験が浅いからといって、必ずしも悪いわけではありませんし、優秀な方も多くいます。一方で、経験値だけ高くて全然ダメな方も多く存在します。

しかしながら、保険外(自費)という性質上、自己負担で費用がある程度かかる以上、誰でも良いというわけにはいきません。その1つの線引きで、脳卒中・パーキンソン病リハビリの経験が豊富・最低でも10年以上の経験がある・訪問リハビリの経験がある、この3つを基準とし採用をしております(結果が保証されるものではありません)。

 

利用料金

現在、月曜日・水曜日のみの提供となります。

初回体験として、通常料金から40%引き(60分6,600円)となります。1回のみ。

・保険外(自費)リハビリの基本料金(基本は60分となります)
(60分)11,000円 交通費・消費税込み
(90分)16,500円 交通費・消費税込み

※90分が該当する場合は、買い物へ実際に行く・公共交通機関を利用する・行ってみたいカフェなどに行ってみるなど、リハビリにおいて試験的に実践する場合などが該当致します。自宅内でのリハビリのみにおいては、基本時間は60分となります。但し、どうしても自宅内リハビリを90分やりたいという場合はご相談の上、決定させていただきます。

(3ヶ月週1回集中プラン 全12回)交通費・消費税込み
※途中解約はできません。万が一途中で解約となっても全額のお支払いとなります。ご了承ください。
60分 118,800円 ※1回あたり9,900円
90分 178,200円 ※1回あたり14,850円

(6ヶ月間週1回集中プラン 全24回)交通費・消費税込み
※途中解約はできません。万が一途中で解約となっても全額のお支払いとなります。ご了承ください。
60分 224,400円 ※1回あたり9,350円
90分 336,600円 ※1回あたり14,025円

※3ヶ月集中プラン契約は10%引き、6ヶ月集中プラン契約は15%引きの料金となります。
※単回プランのお支払いは、月毎の口座振替となります。
※3ヶ月・6ヶ月集中プランのお支払いは、月毎の口座振替か、口座振替または口座入金で全額一括支払いとなります。

 

利用までの流れ

①お電話でお問い合わせ
②初回体験の日時決定
③初回体験
④継続の意思がある場合、正式な契約締結
⑤初回日時決定
⑥利用開始

※病院でリハビリを受けていた内容(経過報告書・リハビリテーション実施計画書等)がわかるものをご準備いただくとスムーズに開始することができます。

 

お問い合わせ

アルメール在宅リハビリマッサージ・保険外(自費)訪問リハビリ部門
担当:井上
電話:048-400-2227